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顔の生る木(オカルト)
また書いちゃいます。
オカルト話。
夏ですからね!!
今日は「顔の生る木」です。
前回よりはオカルトチックな題名が付けられました。
21歳の時。
その頃の彼氏と夜ドライブに行きました。
自宅から20分くらの観光地ですが、私のバイト先でもありました。
ここは心霊スポットでもあり、地元では有名な所。
海と断崖と・・キャンプ場にもなっていて、夏は賑わいます。
そこで私はお土産を売ったりしていたのですが、早朝にその建物の屋根に男性があぐらをかいて座っているのを度々目撃されていました。
そこの建物は展望台もあり、展望台の屋根ですから・・その男性は生身の人間ではないでしょうね。
そんな心霊スポットですが、私にしてみればバイト先ですので、目的も無く走るのもなって事でその日は向かったのです。
夜の9時くらいかなぁ・・。
あれ、前回のお風呂も9時でしたね。
出る時間帯なんでしょうか(適当だなー)
観光地ですから駐車場は広く、でも他に車はいませんでした。
私のバイト先の建物を背にするように車を止めました。
音楽を聴いていたので、エンジンは付けたまま。
その頃長いルームミラーというのが流行っていまして。
横にかなり長いルームミラーを彼氏もつけていました(車検は通りません)
ルームミラーにはバイト先の建物と、その建物の前に生えている何本かの木が映っていました。
彼氏としばらく話をしていると、ルームミラー越しにその一本の木の枝先がぼわ〜っと青白く光っている事に気付きました。
そのまま何となく見ていると、それは人間の顔。
それも顔だけで、離れているから大きさは分りませんが、かなり巨大だったと思います。
思い切って振り返ってみました。
今度はルームミラー越しじゃなくて、肉眼で。
でもやっぱり巨大な顔が浮き上がっているように見えるんです。
これ、霊感とかじゃなくて、誰にでも見えるんじゃないの?
きっと口に出すのが怖いだけで、彼氏も絶対気づいてるって!
なんて思い始めた私。
そんな私の様子のおかしさに気付いた彼氏。
「もしかして、何か見える?」と。
「見えないの!?」
いや〜これは見えるだろ。
だって光ってるんだよ。
こんな真っ暗な中にあそこだけさぁ・・。
彼氏、沈黙。
「エンジンは切らないでね。」と私。
ここではエンジンが勝手に切れて、かからなくなる車が多発。
つまり動けなくなってしまうという事。
彼氏もその話は知っているので、何かが起きているというこ事は伝わったようです。
今にもエンジンが切れてしまうんじゃないかと思いつつ。
普通に前を見ているだけで、ルームミラーに映る青白く巨大な顔が視界に入ります。
時間が経つほどにますますはっきり見えてくるような。
そしてよく見ると、その巨大な顔がある木に沢山の顔が浮かび上がってるじゃないですか!!
(!!という程は驚かなかったんだけど。)
その大きさは様々で普通の人間くらいであろう大きさから、もう少し大きいもの、小さいものなど。
でも最初から見えている巨大な顔は群を抜いていました(表現が変?)
増えていく顔達に、その木はまるで木の実が生るように顔が生っているのです。
表情も様々。
でもにこやかな顔はありませんでした。
顔といっても眉毛とかはなくて、目と鼻のあたりと口が黒く、他は青白い。
骸骨似?(なんだろ似って・・。)
髪の毛もありませんから、やっぱり骸骨っぽいという表現があってるのかな。
でも目がつり上がっていたり、悲しそうだったり、怒りが伝わってきたりと、表情の違いはありました。
ところで、何で顔だけなんだろう?
もしや体もあるのかな?
と目を凝らすも、どうみても顔だけ。
それにあのでっかい顔に見合う体があったら、幽霊というより妖怪なのでは・・。(鬼太郎の観すぎ)
こんなの初めて見ました。
ここはやはり幽霊スポットだけあるな〜と思いました。
だけど悪寒が酷くなり、彼氏は沈黙のまま。
変わらずエンジンが切れてこの駐車場から身動き出来なくなる可能性もあったし、急に窓ガラスに幽霊がへばりついたりして・・(テレビでワンパターンな場面)
それでもその木から目が離せない私。
するとその奥にあった木にも顔が浮かびだしていました。
もしやこのままいたらその辺りに生えてる木、全部がこうなるの?と思い
「駄目だもう・・帰ろう。」と言いました。
その言葉を待っていたかのように、即車を出した彼氏。
自宅に近付いてからその話をしたら、
「何も見えなかったけど、寒気が半端じゃなかった。」と。
見えなかった事に驚きました。
でも明確にその場で伝えていたら見えたんじゃないかと今でも思いますが・・。
自宅に帰ると母のお友達が遊びに来ていました。
その話をすると
「えぇ!?ちょっと見てくるわ!!」と。
マジで?もう10時過ぎてるけど。
さすがにそうくるとは思いませんでした。
ワクワクしながら母の運転で現場に向かったようです。
暇っていうか、物好きっていうか・・・。
約1時間後帰ってきました。
「何も無かったよ。」と。
車から降りてその木に近付いて確認してきたそうです。
「なんか私嘘つきみたいじゃない?(笑)」と言って最後は笑って終わりました。
この頃もう夜中でしたね。
この木の光景は今でもはっきり覚えていて、次々に顔が増えていく様は不思議というかあっけに取られました。
なんで顔だけ?
それは今でも不思議(*^。^*)










