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私が死んでも構わないそうで・・
東京に戻ってきて数日経ちましたが、けいちゃんは家に帰って来なくなりました。
りゅうに会うと当たってしまうので、深夜に帰ってきて、早朝には仕事に出る事にしたらしく、りゅうと顔を合わせたのは、数える程です。
私達が実家に帰ったのも同じ理由でしたが、離れて良くなるどころか、ますますけいちゃんの気持ちはりゅうからも家庭からも離れてしまったように見えます。
実家から東京に戻る時も
「何も解決していないのに、東京に戻ったからといってどうするの?
これを変えていこう、とか、こうしていこうという考えはあるの?
何も変わらないんじゃ、私達が離れた事は無意味になってしまうんじゃない?」
という私の問いに
「何も無い。何も考えられない。ただ、何となく上手くいけばいいと思うだけで。」
と言っていましたが、
何も具体的に行動に移さず問題解決をしようとしないのですから、予想通り無意味になってしまい、状況は悪化したので、無意味どころか間違った行動を取ったようにも思います。
「この先どうしていくの?」と聞いたら
「帰ってきてまた一緒に住んだらどうにかなるかなと思ったけど、駄目だったね。
俺の考えが甘かった。」と言っていました。
「甘かったという事が分かったなら、これからどうするの?」と聞いたら
「さぁ?」だそうです。
「今の状況は流月の鬱が最悪の状態になる前に似てる。
流月がこのままじゃ駄目だと俺に言い続け、でも俺は今が良ければいいって、ダラダラ毎日を過ごし、流月はそれに我慢して。
俺がそんな事をしている間に流月の具合はどんどん悪くなって、あそこまで酷くなってしまった。
今もさ、俺がこうしている間に、原因不明の湿疹が消えなくて、歯もあの時と同じように痛くなって、耳も聞こえなくなり、めまいもしてきて・・どんどん悪化している。
あの時もそうだったね。体の症状が沢山出て、それでも精神状態は普通でさ。
頑張っていたよね。このままじゃ駄目だよって、俺に何度も言ってたよ。
でも俺は変わらなくて、精神状態がおかしいと気付いた時には、取り返しがつかなくなっていた。
だけど、あの時程の悪化は絶対しちゃ駄目だって思うんだ。」
「あの時と同じくらい悪化したらどうなると思う?」と聞いたら
「命の危険があると思う。」
「私が自殺すると・・?」
「その可能性が高いと思う。」
「それでも何かをどうしようとかは思わないんだよね?」
「うん。」
つまり私が死んでも関係ないって事ですね。
悪化させてはいけないけど、具体的にどうしようとは思わないと。
激鬱にならないように祈っていてでもくれるんでしょうか。
私が実家に帰る前にけいちゃんに言ったんです。
前は家庭が上手くいかないのは私の病気のせいであり、病気さえ良くなれば皆で笑って過ごせると信じて疑わなかった。
そう思ってあの地獄の日々から抜け出る事が出来たと思っています。
だけどこうして、明日が怖くなくなってから数ヶ月が経っても、家庭は全然上手くいかない。
次に墜ちたら、私は何を思いそれを乗り越えたらいいだろうと。
どうせ元気になっても、何も変わらないじゃない。
鬱の私がそう思う事は容易に想像出来ます。
まだ心の病闘病記に出てきていませんが、私が激鬱の時にある人がいて、自分で手に負えない私を旦那はその人に任せていたのです。
でもその人はもういません。
だから次は自分が看なければいけないけど、勿論看れる自信はないのです。
そういう事もあり、次は死ぬだろう。
という旦那の予想です。
数回りゅうと顔を合わせた時は酷かったです。
あからさまに鬱陶しいという表情見せ、りゅうはまた泣いていました。
「パパ、僕を無視する」
「いつも怒っている」
「また怖い声」
「僕が何もしてないのに・・・・・。」
何でこんな思いをさせなければいけないんでしょう。
けいちゃんは言うんです。
「結婚には向いていない」
「父親の資格がない」
「甘えているから」
「内弁慶だから」
それは、結婚する前に言ってくれよ!!
結婚に向くとか向かないじゃないでしょ?
あなたもう結婚して、父親になって6年経つんですよ!?
それね、生まれちゃってから
「俺人間に向いてないから」って言うのと同じですよ。
そんな事言っても、もう人間として生きていくしかないでしょ。
一生、人間じゃなければいいのにって思いながら暮らしたってつまらんでしょ?
いたくもない人間としていなければいけなくて、それはそれは可哀想だけど、人間ならではの楽しみを見つけた方が、あなたも良いんじゃないんですか?
第一、人間になりたい(妖怪人間風に)と願ったのは、あなたでしょ!?
要は・・
現実を見ろよ!!
と声を大にして、字も大にして言いたいのです。
私だってありますよ。
キャバ時代の写真を見たりして、あの頃は毎日がぶっ飛んでて、楽しかったなって。
高額な給料と、ブランド品、メイクにドレス、極端に短いミニスカートのスーツ、同伴日にノルマ、指名とアフター、黒服との恋話、延々続いて大爆笑の客の愚痴。
どこでも一緒のシガレットケースに入った煙草とライター。
ドンペリとフルーツ。
キャバ嬢、ホスト、おなべ、ニューハーフ。
芸能人、大企業の社長、ヤクザ。
そんな非日常の世界に、所帯じみた所なんて見えもしないんです。
だけどそんな物を今追い求めてどうなる?
独身時代は良かったと、それは思う事はあります。
自分だけの責任を持てばいいのだし、金持ちになっても貧乏しても、良くも悪くも自分だけ。
好きな時に帰り、好きな時に寝て、起きて。
でも今はそうじゃない。
子供もいるし、制限される事だらけ。
それがストレスでしばらく受け止められなかった。
でもそれは環境と、私の弱さだった。
直ぐにはなれなかったから苦しかったけど、やっぱり私は母親と主婦に向かっていたと思う。
りゅうがお腹にいると分かったあの日から。
そして今は母親である事をこんなに幸せに思います。
それに私は十分キャバ時代を楽しんだと思いますね。
卒業した感はあります。
あの世界は今でも大好きで、お店に行きたいとかは思うし、何らかの形で携わっていきたいと思うけど、やり残した感じや戻りたい気持ちは無いです。
だからけいちゃんはやっぱり現実を生きていないんでしょうね。
ここじゃないどこかに行ったら楽しいはずだと、いつも思っていると思います。
そんな今は家族への愛情が一切感じられないけいちゃんとこれからどうしていくかですか、しばらく様子見です。
私もそればかり考えると病んできますので、無関心になれそうなバッチフラワーを飲みつつ、自分を磨く事にします。










